技術支援に関する注意事項

【主な対象者】

  • 自分で装置を操作できない方。(慣れていない方)
  • 試料作製を依頼したい方。
  • 立合観察(実験補助)を依頼したい方。
  • 実験代行を依頼したい方。
  • トレーニングを受けたい方。
  • データ解析を依頼したい方。

装置利用には利用手続きが必要になります。

当室スタッフによる技術支援を受けた場合は装置使用料に加えて、支援に要した時間に応じて技術支援料を頂戴いたします。なお、装置上のトラブル対応や、使用方法に関する問い合わせ・軽微な実験補助については課金の対象とはなりません。

軽微な実験補助の例(課金対象外)

  • 電子顕微鏡以外の装置に関する操作トレーニング。
  • 装置の使用方法確認(短時間で済むもの)
  • 試料ホルダへの試料取り付け。
  • 簡易な視野探し
    (膜厚や固定の状態のみから判断。方位や組織は考慮せず)
  • 簡易な軸調整(大きくずれている場合や、磁性材料は除く)。
  • 方位出し(単結晶もしくは粗大粒試料で既知の単純構造の低指数面)

技術支援の例(課金対象)

  • 試料作製代行
    • 予備加工・薄膜化・予備観察
  • 電子顕微鏡観察代行(立会観察・実験補助を含む)
    • 視野選択・方位出し・写真撮影・分析
  • データ解析
    • 電子回折パターンの指数付け(既知構造)
    • EDS/EELSの簡易定量解析
    • フィルター処理
    • 像シミュレーション

申し込み

試料作製代行、実験(観察)代行、技術支援を伴う装置利用(立合実験)を利用される際は、スタッフに直接お申し込みください。
(予約システムで直接予約を行った場合は、スタッフが対応できない場合があります。)

実験代行を依頼される場合

  • 実験目的・内容・手順を具体的に指示してください。
  • 十分な数量の実験試料をご提供ください。
  • 実験方法の選択にお悩みの場合はあらかじめご相談ください。

研究上の「判断」は基本的に依頼者が行うものです。したがって実験代行を依頼される場合は、実験方法や視野選択の判断基準などあらかじめ具体的に指示をいただく必要がございます。

作業内容の指示が具体的でない、標準的ではない手順で実験する場合は実験にあたって当室スタッフが「判断」を行う必要がでてくるため、「技術支援」としてお引き受けできないことがあります。

当室スタッフによる実験上の「判断」が必要になる場合は、「共同研究」としてお引き受けできる場合がございます。

謝辞・共著(共同研究)に関して

当室スタッフによる技術支援を受けて得られたデータを用いて成果発表する場合は、支援の程度に応じてスタッフの貢献を明記してください。

不明な点はお尋ねください。