ご利用にあたってのご案内
当室(分析電顕室)の装置および支援の利用にあたっては、申請に先立ち、以下の内容をご確認ください。 詳細版はこちら
1. 「利用申請」が必要です
当室の装置や支援をご利用いただくには、所定の利用申請書を提出いただき、
その内容に基づき材料分析研究コア長による承認を受けていただく必要があります。
なお、分析電顕室に関する実務上の判断(受付の可否や条件設定など)は、当室の責任者が行っており、最終的な承認は分析コア長が行います。
2. 「利用申請」にはガイドライン確認事項への同意が必要です
利用申請にあたっては、当室の「利用ガイドライン」における確認事項への同意が必須です。
これは、当コア内規に基づいて利用可否を判断する際の重要な判断基準となるものです。
このガイドラインでは、以下のような事項を定めています。
- 利用目的
- 使用料金やキャンセル時の課金ルール
- 外部資金を使用する場合の注意事項
- 装置使用時の安全確保と事故時の対応
- 試料の取扱い、返却および保管に関する条件
- データ品質や再現性に関する免責
- 成果報告、謝辞記載のお願い など
これらの項目は、利用申請フォーム上でチェックボックスとして表示されており、
すべての項目にご同意いただくことが、利用承認の前提条件となります。
同意事項の詳細は、こちらのページでご確認いただけます。
3. 現在の受付対象について
現在、当室では以下の条件に該当する利用(分析枠)のみを直接受け付けています。
所属 | 東北大学学内所属の方 |
利用形態 | ユーザーファシリティ(セルフ利用) ※所定の講習・ライセンス取得が必要です |
利用目的 | 学術研究または教育目的に限ります |
利用料金区分 | 学内料金のみ (学外料金が対象になる利用についての受付は行っていません) |
現在の受付対象に該当しない場合や、申請内容に不備がある場合など、状況によりご利用をお断りすることがあります。
【申請が却下・差し戻しされる主なケース】
・装置の仕様上対応が困難な場合
・支援が必要(委託利用等)にもかかわらず分析枠で申請された場合
・研究目的・試料情報等の記載不備
・営利目的、成果非公開など、ガイドラインに反する利用形態
・使用装置がで外部共用率の制約に抵触するおそれがある場合 など
詳細な却下条件については、[ガイドライン]または[FAQ]をご参照ください。
※申請内容の修正により受付可能となる場合もありますので、不明な点がある場合は事前にご相談ください。
5.当室で提供する研究支援業務について
当室では、下記のように研究支援業務を分類しています。
現在は人的リソースの制約により、セルフ利用を基本とし、それ以外の支援は原則として受付を中止しています。
支援を希望される場合は、CINTS(ARIM)枠での申請をご検討ください。
区分 | 詳細 | 内容 |
---|---|---|
セルフ利用 | 機器利用 | 利用者自身が機器操作を行う |
技術相談 | 技術相談 | 実験計画の立案など技術的な相談に対応する |
技術支援 | 技術補助 | 利用者自身が装置を操作するが、必要に応じてスタッフが操作指導や補助を行う。 |
技術支援 | 解析支援 | 実験データのルーチン的な整理を支援する。 |
技術支援 | 解析代行 | 依頼者の指示に基づき、実験データのルーチン的な整理を代行する。 |
技術支援 | 技術代行 | 利用者の指示に従いスタッフが機器を操作し、ルーチン的な実験を行う。(立会実験・委託実験) |
技術支援 (高度) | 技術代行(高度) /解析代行(高度) | 利用者の依頼に基づき、スタッフがより主体的にあるいは技術的に高度な実験/解析を行う。 |
共同研究(※) | 共同研究(※) | 学術的判断を必要とする技術支援(個別にご相談ください) |
6.受付ナビ
利用できる枠組みが不明な場合は受付ナビ(β)でご確認下さい
7.利用の流れ(申込~装置使用~使用料請求)
- 事前相談(継続利用の場合は省略可)
- 利用申請(年度毎・研究室毎・使用財源毎)
- ライセンス取得(必要な場合は講習会かトレーニングを受講)
- マシンタイム予約
- 装置利用
- 料金集計・請求 (月末締め・翌月請求)
- 料金振替 (原則四半期毎に振替)
- (成果発表)
- (利用報告)
8. 利用料金について
当室の装置利用および技術支援には、所定の料金が発生します。
料金の支払には、東北大学学内で管理されている財源の指定が必要です。
料金は、使用料と技術支援料からなります。
- 使用料:装置使用料および実験消耗品費を含みます
- 技術支援料:操作補助・測定代行など、スタッフによる支援を伴う場合に発生します
料金の区分は、利用形態(学内・学外、成果の公開有無等)により異なります。
分析枠として当室が直接受付を行う場合には、「学内料金」のみが適用されます。
その他の料金区分(学外料金1・2)は、CINTS(ARIM)枠を通じて利用される場合に適用されます。
請求・支払いの流れについて
原則として、利用実績を月末で集計し、翌月に請求を行います。料金の振替は四半期ごとに実施していますが、財源の種類などにより運用が異なる場合があります。
詳細は、[料金表]および[利用ガイドライン]をご確認ください。:
9. 制度の全体像について知りたい方へ
以下の文書に、制度の基本的な枠組み(組織・申請・料金など)が記載されています。
- 材料分析研究コア内規(学内専用)
- 分析電顕室利用内規(学内専用)
- 利用申請・料金に関する申合せ(学内専用)
- 設備等の管理代行に関する申し合わせ(学内専用)
ただし、これらの文書は制度全体を定めたものであり、実際の運用は当室の体制に応じて調整されている部分があります。
当ページに記載の内容が、現在の運用方針となりますので、利用をご検討の際は本ページの内容をご確認ください。
不明な点がございましたら、当室までお問い合わせください。