以下は当室(分析枠)の利用申請手続きにおいて、同意をいただく項目をまとめたものです。
本項目は必要に応じて追加修正される場合があります。(2025/04/30現在)
- 分析枠での受付対象は、「学内所属者」「学術目的・成果公開」「ユーザーファシリティ(セルフ)利用」の方のみとなります。
- 「学外の方」「非公開」「要技術支援(補助・代行等)」を希望される場合はCINTS枠でお申し込みください。
- CINTS枠で当室管理の装置を利用される場合も、特段の定めがない限り本条件が適用されます。(CINTS枠で利用される場合は、以下の通りとします)
- 「2.使用料金」 においては、「東北大学内で管理されている財源」を「CINTSに登録した財源」と読み替えて下さい。
- 【CINTS非公開課題】の場合は、「4.利用内容の集計・公開」「9.研究発表の情報提供」「10.謝辞の記載」及び「14.研究報告書等への協力のお願い」について同意不要です。
- 【技術代行】の場合、「6.安全な利用」「7.損害賠償」及び「11.ライセンスとトレーニング」について同意不要です。
- CINTS枠で当室管理の装置を利用される場合も、特段の定めがない限り本条件が適用されます。(CINTS枠で利用される場合は、以下の通りとします)
【申請から承認までの流れ(参考)】
- 利用申請フォームの入力(専用サイト)
- (専用サイト内で)同意事項(本ページの記載内容)の確認と同意
- 申請内容の確認(分析電顕室)
- 支払財源の使用可否について照会(利用者所属部局の経理担当)
- 利用承認(材料分析研究コア長)
同意事項一覧
1. 利用目的
当室の設備は、学術研究および教育を目的とした利用に限り使用することに同意します。また、利用権の譲渡や代理利用など、他者への又貸しは行いません。得られたデータは、利用者本人が学術研究や教育のために使用し、第三者への提供や別目的での使用は行わないことに同意します。
※共同研究者との共有など、学術活動の範囲での利用は差し支えありません。ただし、当室の設備を用いて取得したデータを、そのまま外部の第三者に提供するような利用はご遠慮ください。
2. 使用料金
利用にあたり、利用料・支援料・消耗品費等の費用が発生する場合は、請求内容を確認のうえ、指定された期日までに、東北大学内で管理されている財源を用いて支払うことに同意します。
※予約されたマシンタイムに対して料金が発生します。利用者都合による当日キャンセルや中止、サンプル状態など当室に責のない理由による短縮利用の場合も、予約時間に基づいて課金されます。
3. 外部資金の利用
受託研究費・共同研究費など、契約条件のある資金を使用して当室の設備を利用する場合、当室スタッフは当該契約条件に自動的に拘束されないことを理解し、必要に応じて事前に相談し、自身の責任で調整することに同意します。
※利用者と共同研究先との間で秘密保持契約が締結されている場合など、特段の配慮が求められる場合でも、当室はその契約に立ち会っていないため、義務や責任を負うものではありません。ただし、契約条件上、当室との調整が必要となる場合には、必ず事前にご相談ください。
4. 利用内容の集計・公開
当室では、申請時にご記入いただいた研究目的等の情報や、実際の利用実績(利用者の氏名・所属・利用日・研究目的など)を整理し、装置利用の実態を学内外に向けて報告・公開しています。これらの情報を、当室の運営報告や研究支援実績として使用・公開することに同意します。
※測定データや研究成果そのものは含まれません。公開に支障がある場合は、事前にご相談ください。
5. 研究内容・試料情報の提供
当室の設備を安全かつ適切に使用するため、必要に応じて研究課題の内容や使用予定の試料等に関する情報を当室に提供することに同意します。
※利用者自身が試料を持ち込んで操作する場合も含め、安全性や技術的判断のために情報提供が必要になることがあります。情報が不十分な場合、利用を制限またはお断りすることがあります。
6. 安全な利用
当室の装置は、安全かつ丁寧に使用し、破損や事故が起きないよう十分に配慮することに同意します。使用にあたっては、事前に必要なトレーニングやライセンスを取得し、許可されていない方法では操作しません。不明な点がある場合は必ず確認し、安全確保に協力することに同意します。また、異常やトラブルが発生した場合は、速やかに当室の管理者へ報告します。
7. 損害賠償
設備や機器を破損または故障させた場合、故意・過失の有無にかかわらず、状況に応じて賠償責任を負うことに同意します.
※必要に応じて、原状回復に要する費用の全部または一部を請求する場合があります。
※また、故意または重大な過失によって装置が使用不能となり、他の利用者の利用予定に重大な影響を及ぼした場合には、当該ダウンタイムに相当する逸失利益についても賠償を求めることがあります。
※例:タイムが混み合っている状況で装置が重大な故障を起こし、後続の利用者が締切の都合で外部機関に依頼せざるを得なくなった場合など。
8. データ品質
当室の設備を用いて得られたデータの品質・再現性について、当室は保証しないことを理解し、同意します.
※当室は利用支援を行う立場であり、データの解釈や学術的判断については責任を負いません。必要に応じて、共同研究等の枠組みをご検討ください。
9. 研究発表の情報提供
当室の設備・支援を用いた成果を初めて発表した際には、その情報を当室に提供することに同意します.
※ご報告の際は、発表先(学会名など)、発表者、発表タイトル、掲載誌、DOI等をお知らせください。いただいた情報は、当室による業績集計や実績管理のために利用させていただきます。
10. 謝辞の記載
当室の設備や支援を利用して得られた研究成果を公表する際は、その旨を明記することに同意します.
※謝辞の記載については、当室のWEBサイトにて記載例などをご案内しています。
11. ライセンスとトレーニング
操作にライセンスが必要な装置を使用する場合は、講習会やトレーニングを受講し、当室の定めるライセンスを取得したうえで操作することに同意します.
※ライセンス未取得のユーザーであっても、当室スタッフもしくはライセンス取得者の監督と責任の下で使用することは可能です。
12. 試料の取扱い
当室の装置を利用中または支援を受けている際に、試料が破損・変質する可能性があるため、試料のハンドリングは原則として利用者ご自身で行っていただきます。依頼により当室が対応することは可能ですが、その結果について当室は責を負わないことに同意します。
※特殊な取扱いが必要な試料については、事前にご相談ください。
13. 試料の返却と保管
当室では、利用後の試料・資料の保管は行っておりません。ご利用後はすみやかにお持ち帰りいただきます。お引き取りがない場合、当室の判断で廃棄処分することがあります。また、調整用・練習用試料としてご提供いただける場合は、当室の判断で使用させていただくことに同意します。
※後日返却を求められても対応できないことがありますので、予めご了承ください。
14. 研究報告書等への協力のお願い
当室を利用して得られた成果について、研究所の研究報告書や広報資料等に掲載するための原稿作成を依頼する場合があります。その際には、ご協力をお願いすることがあることを理解し、これに同意します。
※たとえば「金研リサーチハイライト(KRH)」等に掲載する内容のご執筆をお願いすることがあります。
15. マシンタイム利用不能時の対応
当室の装置利用は、共用設備としての運用方針に基づき、原則としてベストエフォート型で提供されます。このため、予約済みのマシンタイムが何らかの理由により使用不能となった場合であっても、当室は当該マシンタイムの補償や、それに伴う損害への責任を負わないことに同意します。
※ここでの「何らかの理由」には、前の利用者による故障、装置の自然故障、急な保守点検、監査による利用制限、不可抗力、ならびに当室の運用上の判断による一時停止などを含みます。予備日を含めた計画的なご利用をお願いします。