ユーザー各位
いつも当室をご利用いただきありがとうございます。
当室管理の装置で取得した実験データの持ち出し方法は様々ですが、Gatan社 GMSのネイティブフォーマットであるdm3, dm4形式での取り扱いを推奨しております。
実験データの閲覧目的であれば、Free-offline版のGMSがGatan社より提供されておりますので、そちらの利用をお勧めします。
Free-offline版のGMSの取得方法は こちら をご覧ください。
上記リンク(PDF)はGMSバージョン2の取得方法の解説になりますが、現在フリーのGMSはバージョン3のみが提供されております。詳細な取得方法についてはGatan社のサイトをご覧ください。
http://www.gatan.com/products/tem-analysis/gatan-microscopy-suite-software
標準の画像ビューアによる閲覧の容易さから、8bit-TIFFやBMP形式を選択される方も多数おられますが、これらの形式に変換することで、スケールバーが埋め込まれてしまい、リサイズやトリミングを困難にする場合があります。また、このファイル形式の変換に伴って色深度が16bitから8bitへ落とされることから、厳密には情報が欠落してしまいます。
情報量を保ったままデータを持ち出すためには、16bit-Tiffを用いる方法もありますが、対応しているソフトウェアが制限されてしまいます。
なお、オープンソースソフトウェアのImagejでもdm3形式(現在dm4には対応していない模様)のファイルを直接読み込み可能です。
不明な点はお尋ねください。