JEM-2100plus:スクリーン

💡 本ページはJEM-2100plusのクイックマニュアルです。 内容は変更される場合があります。 実際に装置を使用する場合は、事前にトレーニングを受けて下さい。

観察窓(大蛍光板)

  1. 遮光蓋を取り外す。
  2. 蛍光板で観察する。
  3. [TC : TEM System Task Bar :Screen] 明るさ確認(必要な場合)
    1. 大蛍光板上のビーム電流密度
  4. 遮光蓋を取り付ける。
    1. 液体窒素を取り扱う場合は必ず蓋をする。
      1. 観察窓のガラス破損防止
    2. CCDカメラ・STEM使用時は蓋をする。
      1. 撮影データへのノイズ防止

小蛍光板・双眼鏡

💡 精密な観察や焦点合わせの必要がある場合は、双眼拡大鏡及び小蛍光板を使用可(拡大率x10)。

  1. 鏡筒右側の小蛍光板レバーを倒す
    1. 電子線経路に小蛍光板が挿入される。
  2. 双眼鏡を蛍光板前へ移動する。
  3. 双眼鏡の焦点を小蛍光板へ合わせる。
    1. 双眼鏡を覗きながら焦点合わせつまみを動かし、小蛍光板中心の点に焦点を合わせる。
    2. 左右の焦点が異なる場合は、接眼部を回して調整する。
  4. [TC : TEM System Task Bar :Screen] 明るさ確認(必要な場合)
    1. 小蛍光板上のビーム電流密度を表示

ビームストッパー

💡 電子回折において透過波を遮蔽したり、像観察中の目印として使用できます。

  1. 鏡筒左側のビームストッパーレバーを大きく回す。
    1. 電子線経路にビームストッパーが挿入される。
    2. 必要な場合はレバーを小さく回して位置を微調整する。
  2. ストッパーの移動が大きすぎて微調整が難しい場合は、ビームを移動して対応する。

スクリーン操作

💡 ボトムマウントカメラ(CCDカメラ)使用時に大蛍光板を開閉します。

  1. 拡大像もしくは電子回折パターンを蛍光板上に表示する。
  2. 倍率・カメラ長を下げる。
    1. スクリーンに比べてカメラの視野が狭い為
  3. 明るさを調整する(暗くする)
    1. 倍率を下げると電流密度が上がり、センサーにダメージが生じる可能性がある為
  4. ビームストッパーを挿入する(必要な場合)
  5. [PANEL R:F4] スクリーンを上げる(90度)
  6. [PANEL R:F4] スクリーンを下す(0度)

💡 TEMセンターからも操作可